生田宏司 メゾチントの世界
更新日:
7月15日(水)〜7月21日(火)
<最終日は午後5時まで>
8階 アートギャラリー
フランスで“黒の技法”と呼ばれるメゾチント技法を駆使し、漆黒の小宇宙にふくろうや猫などを描く銅版画家 生田宏司の個展を開催。今展では、世界各地の美術館に収蔵されている作品の中から、フランスのドービニー美術館収蔵作品や2026年5月発表の最新作などを出品いたします。
■掲載作品 「桜にメジロ」 カラーメゾチント 15×25cm 63,800円(税込)2026年新作
「クローバー」 カラーメゾチント 13×21cm 52,800円(税込) 2026年新作
「何処から来て何処へ」 メゾチント 25×17cm 59,400円(税込) 2026年新作
「星と牡丹」 カラーメゾチント 27×45cm 159,500円(税込) 2026年新作
「月夜の散歩」 メゾチント 21×13.5cm 46,200円(税込) 2026年新作
■メゾチントとカラーメゾチント
メゾチントは、17世紀半ばにドイツで発明された銅版の表面に無数の細かい傷(ささくれ)をつけてインクを溜め、それを削る量で明暗を表現する「直刻法」の銅版画技法です。ビロードのような深い黒と、写真のように滑らかなグラデーション(中間調)を生み出せるのが最大の特徴です。カラーメゾチントは、20世紀半ばに日本人版画家・浜口陽三によって確立された技法で、黄(イエロー)、赤(マゼンタ)、青(シアン)、黒(ブラック)の4色(またはそれ以上)のメゾチント版を制作し、それらを順番に刷り重ねることで全ての色を表現します。 通常のカラー印刷とは異なり、メゾチント特有の微細なインクの凹凸と透明感のあるインク層により、ビロードのような深い質感や、湿度を感じさせるような柔らかな独自の質感の中間色を中間色を生み出します。
生田宏司(いくたこうじ)
1953年 山形県鶴岡市生まれ。
1976年 多摩美術大学絵画学科日本画専攻卒業。在学中より独学にて銅版画を制作する。
2001年 フランス初の個展にてフランス蔵書票協会会長 ジャン・フランソワ・シャサン氏に認められ、フランス国内各地で個展開催。
<主な受賞歴>
1992年 『空間大賞国際ミニチュア版画ビエンナーレ展』グランプリ
2018年 『CWAJ現代版画展』審査員特別賞など。
<主な出展歴>
2002年 ドービニー美術館での個展開催
2011年 アートコレクション展『生田宏司の銅版画展』
2013年 『生田宏司の銅版画展』など。
現在、千葉県習志野市にアトリエを構えている。