川北良造・浩彦・浩嗣 木工挽物三代展
更新日：
1月14日（水）〜1月20日（火）
＜最終日は午後5時まで＞
8階 ART GALLERY（アートギャラリー）
重要無形文化財「木工芸」保持者である川北良造氏と長男である浩彦氏、孫の浩嗣氏による三代展を開催いたします。父から息子、孫、そしてその先に受け継いでいく「技の継承」。石川県加賀市山中において”用の美”をそれぞれの感性と個性が追求した作品を一堂に展示いたします。木が持つ木目の美しさ、木の器ならではの温かみをぜひ、ご堪能ください。
作品紹介
川北良造 作 「黒柿造鉢」
サイズ ：直径19.0㎝×高さ6.3㎝
税込価格：770,000円
美しい黒柿を存分に使った作品です。
川北浩彦 作 「欅造銀線象嵌合子」
サイズ ：直径24.2㎝×高さ14.0㎝
税込価格：1,237,500円
宝珠の形から着想を得た、どこか奥ゆかしい作品となっています。
川北浩嗣 作 「Proloque」
サイズ ：直径21.0㎝×高さ33.0㎝
税込価格：852,500円
瓶子の形を現代の生活様式に合わすことはできないかと思い制作しました。
作家プロフィール
左）川北良造
1934年 石川県江沼郡山中町（現・加賀市）生まれ。
1950年 父・浩一に山中漆器轆轤挽物技術を習得。
1962年『 第9回日本伝統工芸展』初出品、入選。
1994年 重要無形文化財｢木工芸」保持者に認定される。
1999年 紫綬褒章、2004年 旭日中綬章受章。
2017年 石川美術文化協会副会長就任。
現在、石川県立輪島漆芸技術研修所主任講師、金沢美術工芸大学名誉客員教授、石川県挽物轆轤技術研修所所長。
中）川北浩彦
1962年 石川県加賀市生まれ。
1982年 金城短期大学美術学科卒業。
1996年 日本工芸会正会員認定。
主な受賞歴は、2002年『 第49回日本伝統工芸展』日本工芸会奨励賞（ 同2004年、2005年）、2006年 『第15回MOA岡田茂吉賞』優秀賞など。
2014年『 神宮美術館企画展』に親子三代で出品。ほかにも、全国各地の百貨店やギャラ
リーにて個展を開催している。
現在、日本工芸会正会員。石川県挽物轆轤技術研修所講師、石川県立輪島漆芸技術研修所講師を務める。
右）川北浩嗣
1991年 石川県加賀市生まれ。
2014年 金沢美術工芸大学デザイン科製品デザイン専攻卒業。
2016年 石川県挽物轆轤技術研修所基礎コース卒業。
2019年 川北工房に入る。
主な受賞歴は、2022年 『第78回 現代美術展』初出品入選、2024年 『第80回 現代美術展』北國賞、同年『害蟲展s e a s o n 5』5周年特別審査員賞など。
2024年 『食を彩る工芸 現代工芸と茶懐石の器展』へ出品。