古山拓 個展
~たおやかな彩り~
更新日:
11月12日(水)〜11月18日(火)
<最終日は午後5時まで>
8階 ハローカルチャー2
偶然と必然の彩りがせめぎ合う水彩ワールド。画家 古山拓の作品は、そんな水彩の持ち味を生かしつつ、物語性をも含んだ独自の作風が魅力です。阪神梅田本店での個展は4回目。今回展示する作品は、ヨーロッパ旅の印象を定着させた、水彩・アクリル画です。風景に探し求めたエッセンスを彩りに変え、景色をメタモルフォーゼさせる…そんな制作方法を通して、常に新しい美を創造し、変化し続ける作品をご堪能ください。
作品紹介
王の町 プラハ城を望む
99,000円
技法 :水彩画
サイズ:F4号
ヴルタヴァ川の流れの上に堂々と立つプラハ城。降り注ぐ光の中に王の威厳を感じ描いた一枚です。川と橋、そして王城が奏でる色のハーモニーを構成と色合いに置き換えました。
坂のある町 神戸風景
74,250円
技法 :水彩画
サイズ:P3号
私が関西との縁を繋いでくれた街が神戸でした。私にとって「坂」は絵に物語性を与えてくれるモチーフです。北野坂を登る途中、ふと振り返る。飛び込んできた風景に思わずスケッチブックを開いていました。
旋律 コッツウォルズの村
99,000円
技法 :水彩画
サイズ:F4号
春のコッツウォルズ地方の、名もない村を描いた一枚です。制作中はベルリオーズの幻想交響曲第二楽章の静かな曲調が頭の中を巡っていました。私にとって描くことは演奏と似ているように思います。
Home coming ~降りてきた言葉たち~
440,000円
技法 :アクリル
サイズ:F8号
和紙+アクリル作品です。和紙の作り出す画肌が創作のイマジネーションをかき立てます。この絵はエジンバラ城を見上げスケッチしていた時に「心に降ってきた言葉」を絵にメタモルフォーゼさせた作品。どんな言葉だったのかは会場でお話しします。
作家プロフィール
1962年 岩手県生まれ、仙台市在住。東北学院大
学史学科卒業。
アニメーター原画マンや広告制作会社勤務を経て、1994年に独立しアトリエ「ランズエンド」を設立。1997年 仙台市での水彩画による初個展以来、拠点の東北はもとより東京・神戸・大阪・岡山・京都と発表の場を広げ、今回で77回目の個展開催。主な受賞歴は、2003年 『日仏現代美術博』ARTEC造形美術賞など多数。2015年 岩手「石神の丘美術館」にて作品買上げ。絵本・講演・エッセイ執筆と活動は多岐にわたり、独自のクリエイティブ目線を持つ。企業・団体とのコラボレーションなども多く、幅広く活躍中。
◇古山 拓 WEBサイト:https://www.artio.jp/