電池はどのように入っているのでしょう?

2013.9.11 更新
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◎ 9階:時計修理工房

こんにちは。

このブログでは 以前、クォーツ式(電池式)の腕時計についてや、使用されているボタン電池のお話をしたことがございます。
覚えてくださっている方はいらっしゃいますでしょうか。

今回は、その電池がどのようにして時計にセットされているのか、といった電池にまつわるお話です。

過去の記事はこちらからご覧くださいませ。

『電池が切れて止まったままの腕時計はありませんか?』
http://www.hanshin-dept.jp/hsblog/living-jewels/jewels/JewelsShop2/00029142/?catCode=401004&subCode=402026

『クォーツ式(電池式)腕時計のしくみ』
http://www.hanshin-dept.jp/hsblog/living-jewels/jewels/JewelsShop2/00047528/?catCode=401004&subCode=402026

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●電池交換のときは?

写真は、時計を裏返して、ウラブタを取り外した状態。ボタン型の電池が入っています。
この時計は、一般的に多く見られるもので、ウラブタを取り外して電池交換するタイプ。

電池は定期的に交換する必要があるため、多くの時計は交換しやすいように作られています。

なかには、ガラスや文字盤を外して電池交換を行なう複雑な構造の機種もあります。


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●電池を抜いた状態です

ムーブメントによって電池のサイズは決まっています。写真の時計は、電池をしっかりとはめ込み、バネ板状の部品で電池を押えてホールドするタイプ。

バネ板を使用せずに、はめ込むだけのものも多く見られます。


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●電池が複数入っているタイプ

電池が2個、入っているのが見えますか?
文字盤のライトが点灯する時計や、時刻を針とデジタルの両方で表示するデジアナと呼ばれるタイプ、他にもストップウオッチ機能が付いたような多機能モデルの中には、複数の電池が使われている場合があります。

機能が増えれば電力もたくさん必要になりますから、多いものでは4個の電池が使われている時計もあるんですよ。

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●小型の時計

女性向けでよく見かける ブレスレットのような小型の時計では、薄型の小さな電池が窮屈そうに入っているものがあります。

写真の電池の直径は約4mm。厚みは約1.6mmです。
ケースいっぱいに電池があるように見えますね。このようなムーブメントを見ると、なぜだか健気だなぁと思ってしまいます(笑)


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●廃盤電池の電池交換

現在、一部の国を除く、多くの国々では 環境保護の観点から、使用後の電池が有害となる水銀電池の製造をやめ、酸化銀電池を製造・使用しています。

ですが、1990年代頃までに製造されたムーブメントの中には、現在では製造されていないサイズの水銀電池が使われている機種もあり、そのような時計の電池交換では、写真のような白いリング状のアジャスターを取り付けて対応します。
アジャスターがあわないものは、ムーブメントを交換する場合もあります。

各時計メーカーで、いろいろな機能や特徴を持つ時計が製造・販売されています。

電池交換の方法や機能の設定なども、それにともなって さまざまなものがあるので、日々研究の毎日です。
電池交換の際、製造されて数十年も経っているムーブメントを見ると、ホントよく頑張っているなぁと感心してうれしい気持ちになりますし、最新の機能を持ったムーブメントを見ると、技術力の高さに魅せられます。

私もまだまだ技術を磨いて精進せねば!と感じさせられます

さて、次回は、電池交換をしたあと どれくらいの期間、電池がもつのか?店頭でも よくご質問いただく内容について、お話ししたいと思います。


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2013.9.11 更新
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