意外と身近に多い、時計の大敵“磁気”

2013.2.16 更新
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◎ 9階:時計修理工房


こんにちは。

いつも使っている時計なのに、急に時刻が合わなくなった…
電池交換してそんなに年数が経っていないのに遅れがち…など。

もしかすると時計が磁気を帯びている可能性があります。
時計店などで耳にされたことがあるかもしれませんが、時計にとって磁気は「時計が止まる」とか「時刻が合わなくなる」といった不具合の原因になることがあります。

といっても「磁石なんて身の周りにないなぁ」と思われるでしょう?
一口に磁気といっても磁石そのものだけでなく、さまざまなものを介して時計は磁気を帯びてしまうことがあるんです。

直流磁気:テレビやステレオ、携帯電話のスピーカー部分など マグネットを使用した製品から発生します。それからバッグに使用されているマグネットホックも要注意です。マグネットの磁力によって一時的に時計が止まったり、遅れたりします。時として時計に磁気が残り継続的に影響をあたえることもあるんです。

交流磁気:電磁調理器や交流式電気カミソリをはじめ、家電製品全般から発生します。電磁石によって時計が進んだり遅れたりすることがあります。一時的に影響をあたえ、時計に磁気が残ることはありません。

いろんなものの磁気を測ってみました。
磁気は 意外と身近にひそんでいましたよ!
画像1
写真はガウスメーターという計測機。
計りたいものに棒の先端を近づけ、磁気を感知すると 針が左右に振れます。

画像2
テレビに近づけてみると…やはり磁気を発しています。
テレビにはスピーカーが装備されています。
またこれは家電製品全般にいえることですが、ACアダプターから電力の供給をうけているため強い磁気を発しています。

画像3
携帯電話はどうでしょう…やはり針が動きました。携帯電話からは直流磁気が発生しています。
カバンの中に時計を入れるような時、携帯電話もその近くに入れていませんか?

画像4
ノート型パソコンは…すごく針が動きました。ディスプレイ部分やスピーカー部分は特に強い磁気が発生していました。
もちろん、交流磁気も発しています。
お仕事で長時間パソコンをお使いになる場合は、時計が磁気を帯びる可能性があるんですよ。


「家電製品やデジタル機器は あらゆる所にあるのに、どう注意すればいいの?」と思われますよね?
15cm以上離れていれば、磁気の影響を受けにくいんです。このことを意識するだけで ずいぶん違うと思いますよ。
特に帰宅時などに、時計と携帯電話を並べて置かないようにしてくださいね。

磁気を帯びて不具合が起きるのは、クォーツ式も機械式も同様です。

磁気は 目に見えないものなので 実感が湧きにくいですが、お持ち込みいただく修理品の不具合の原因としては比較的よくあるものです。
強い磁気を帯びてしまうと、分解掃除が必要になる場合もございます。

時刻が合わないなど 気になる現象がございましたら、店頭にて ご相談くださいませ。

日常の中でちょっと気を付けるだけで、お手持ちの時計が さらに良い状態で使えるようになります。
ぜひ覚えておいてくださいね。

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2013.2.16 更新
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