腕時計の分解掃除ってどんな風にするの?~組立て編~

2012.12.31 更新
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前回は分解~部品洗浄編。今回は組立て編です。

組み上がって時計のかたちになってくるのはワクワクします!
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1. 洗浄後の部品

部品がピカピカになりました。
歯車類と一緒にある小さなピンク色の部品は人工ルビー。
ルビーは硬度の高い素材なので、歯車の軸などの摩耗を防ぐために使います。
21jewelsと文字盤に表記されている時計もあり、その場合は21個の人工石が使用されています。

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2. テンプ

毎秒5~10回の回転運動をおこない、針を動かす各歯車の速度を正確に保つための部品。
テンプの中心には、渦巻き状にヒゲゼンマイがあります。
時計の心臓ともいえる部品で、テンプが正常に動作しないと時計が進んだり遅れたりします。
機械式時計の「チッチッチッチ」という音はテンプが回転している時の音なんです。

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3. 組立て

小さな部品を、ひとつひとつ組み上げていきます。
手前にテンプがあるのが見えますでしょうか?
各部品を再度チェックしながら作業し、歯車の微妙な調整もおこないます。

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4. 潤滑油

使用する箇所によって適した粘度があり、十数種類の中から最適な油をさします。
写真手前にある専用のオイラーを使用します。
オイラーにも種類があるんですよ。

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5. 針の取り付け

時針・分針・秒針やクロノ針など。
針を水平に差し込むことができる工具を使ってしっかりと取り付けます。
このとき、針を傷つけないよう細心の注意を払います。

ムーヴメントの組立てが終わるとケースに収めて、リュウズを取り付けます。
その後、ウラブタを閉めたら組立て作業は終了です。

これから、精度や各機能のテストをおこないます…が本日はここまで!
またまた続きは次回まで楽しみにお待ちください。

今年の11月にスタートしたばかりの このブログですが、2013年も時計修理や時計の機能について さまざまの情報をお伝えしたいと思いますので、ご愛読のほどよろしくお願いいたします。

良いお年をお迎えくださいませ。





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2012.12.31 更新
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