時計の分解掃除、なぜ必要??

2012.12.14 更新
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◎ 9階:時計修理工房


こんにちは。

今回は腕時計の分解掃除について。
分解掃除は「オーバーホール」ともいい、その字のとおり機械を分解し部品をキレイにすることです。


時計は精密部品を組み合わせた機械です。部品を円滑に動かすために潤滑油が使用されており、その潤滑油は年数が経つと変質・油乾きをおこします。
そうすると 機械部品が動きにくくなり、その状態で機械を動かし続けると、部品が摩耗してしまうこともあるんですよ。

また、時計のウラブタやリュウズに使用されている 防水のためのゴム製パッキンも劣化します。

それらを点検し、部品を洗浄もしくは交換して 組み立て注油後、精度や機能のチェック及び調整をおこないます。


「3~4年に一度は、分解掃除を」 と言われるのは、そういった理由からなんです。


また案外、ご存知ない方が多いのが 電池式時計(クォーツ)にも分解掃除は必要ということ。
手巻き式や自動巻きの時計はもちろんですが、電池式時計も分解掃除をおこなってくださいね。
画像1
写真は電池式時計のウラブタをはずしたものです。
年数とともにこんなによごれてしまうんですね。

ケースの縁が黒く変色し腐食しています。
ステンレスは汚れなどで酸素が遮断されると腐食が起きやすくなります。

画像2
リューズやプッシュボタンなどの外装部品が汗や汚れなどによりサビてしまうこともあります。

写真左)
通称青サビとよばれる緑青(りょくしょう)がでてしまっているリュウズ

写真右)
茶褐色にサビてしまったプッシュボタン

画像3
汗や水を防ぐためにウラブタの内側に取り付けられているパッキンは消耗部品です。
分解掃除の際には交換し、防水の機能が保たれているかも検査します。

写真左)
劣化して切れてしまったパッキン

写真右)
状態の良いパッキン



分解掃除といえば難しく聞こえますが、いわば時計の健康診断のようなもの。
時計をチェックし、不良部品や今後 悪くなりそうな部品が見つかれば交換が必要な場合もございます。
定期的に点検をおこなうことで より長く良い状態で時計をご愛用いただけます。

まずは時計をお持ちのうえ、スタッフにご相談くださいませ。


※お見積りは、お預かりしてから約1~2週間後のご連絡となります。
所要日数・料金はブランドや修理内容によって異なります。ご了承くださいませ。



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2012.12.14 更新
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