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骨董女子、再び。

骨董品の古忨堂に選品のお手伝いに行ってきた。
私のようなド素人が、何故?と思う所だけれど、先方が求めているのがまさにその素人目線だということで、それならと参加してきた。
実は呼んでいただくのは夏に続いての2回め。
年末に開催される『第19回 阪神名物 時代もの道具市』の一角に「こっとう女子」コーナーを設けるので、そこに置く商品を選ぶというのが私のミッションだ。

まずは仕事柄気になるアクセサリーから。
ハンドメイドアクセサリーでも人気のドライフラワーを閉じ込めたアクセサリー。
プリザーブドフラワーなんて使わない時代のものだから、花の色あせ加減がノスタルジックで優しい雰囲気だ。

もう一つはべっ甲のアクセサリー。
べっ甲風も最近の流行でたくさん見かけるけれど、古い本物のべっ甲は色の感じがマイルドだ。
櫛と簪をさくさくとさしてみる。
和装小物だと構えずに、バレッタやマジェステだと思って。
とても良く馴染んだ。
使わない手はない、と見直した。

アクセサリー以外にも骨董初心者に馴染みやすそうな品物が色々ある。
色紙サイズの日本画は、仰々しく飾るよりコーヒーコーナーの後ろにそのまま立てかけてみたら、そのさり気なさがなんだかお洒落っぽい気がしてご満悦。
なんてお手軽なお正月準備だろうか。

小さな切子のグラスには思い切ってエスプレッソを。

漆の木皿にはたい焼きを。
(餡ことコーヒーの組み合わせが大好き!)
この橙色に近い朱色の事を「洗朱」というそうだ。
絵柄も入っていないのでカジュアルな雰囲気で使いやすそうだ。

古忨堂にはもちろん美術品、工芸品という品物がたくさんあって、値札の数字もそれなりに風格がある。
だけど今回私が選品した品物は数百円から1万円台まで、小ぶりで日常使いのイメージがし易いものばかり。
今まで入りにくかった骨董屋さんに足を運ぶきっかけになれば嬉しい。
『第19回 阪神名物 時代もの道具市』の開催が楽しみだ。

「ゆるりおうちぐらし」
骨董女子、再び。

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