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パンとワインと週末と

<VOL.46>
週末のブランチや嬉しいトワイライトタイム、
ワインと一緒にデリパンを愉しむ時間が大好き。

また この時間は、「あ~、週末だなあ~」と、
カラダとココロが、ゆっくりとほどけていく。

最も好きなのは、オープンキッチンのカウンターに2~3種のワインを並べて、
パンに合わせる料理を作りながら飲む、“ながらワイン”のグビグビ時間。
料理好き、酒好きの私にとっては、至福のひと時だ。

オリーブオイルとにんにくで炒めたつぶ貝、
仕上げに刻んだイタリアンパセリを散らし、
カットしたプチパンの中をややくり抜いて、どっさりと詰める。

まずは、白ワインに合う、つぶ貝サンドの出来上がり。

昔から、肉大好き人の都・フィレンツェに行くと、
必ず食べるトリッパ(牛のハチノス)の煮込みを
アカセンでアレンジしたモツサンド。

トリッパやランプレドット(牛の胃)の煮込みは
フィレンツェの伝統料理で、私の大好物!

イタリアの親友は、フィレンツェで仕事をしているので、
訪れた際は、トラットリアやオステリアでトリッパ煮込みは必ず食べるし、
町の中や青空メルカートのトリッパ屋台で、
ロゼッタというイタリアパンにサンドしてもらったトリッパサンドを買い食いしたり、
それはもうトリッパ三昧!(あ~、美味しかったなあ~)

彼女は肉を食べない人なので、“モツ女子”である私の食べっぷりを、
いつも呆れつつ、からかって笑うのだ。

沸騰したお湯に よく洗ったアカセンを入れ、10分程中火で煮てザルにあけ、
一口大に切る。

フライパンにオリーブオイルと玉ねぎ(粗みじん切り)を入れて炒めたら、
アカセンを加えて炒め、白ワインを入れてアルコールをとばす。

トマト水煮缶、水、オレガノ、塩、胡椒を入れ、
弱火で、そこそこ柔らかくなるまで煮込む。

モツサンドには、サンジョヴェーゼ100%の赤ワインで、
トスカーナの思い出に浸ってパクパクしている。

ガツンと大きめのテリーヌ・ド・カンパーニュを挟んだサンドは、
よくワインのお供にする。
肉の野趣味溢れる味わいには、ハード系のパンがおすすめ。

豚の脂の旨みには、果肉が深い赤色をしたブラッドピーチのジャムを添えて。
果実の甘みとコクのあるジャムは、シャルキュトリーや肉料理と相性◎。

このサンドにはロゼスプマンテを合わせて、いただきま~す。

フランス・リヨン西部の丘陵地で作られたこのジャム、
「葡萄畑のピーチジャム」という、そそられるネーミング。

しかし、このジャムは相当に美味しい!
これまでの中で おそらく最速で瓶が空になるだろうと思う。

つくづく、サンドイッチはスゴイ!
ピーナッツバターを塗るだけのサンドイッチなど(実は大好き)、
とてもカンタンに作ることもできるけど、
こだわればメインディッシュ系の別物となる。
いやはや奥が深いのだ。

フィレンツェ郊外、青空メルカートのトリッパサンドの屋台。
大きなパンにたっぷりのトリッパ…すぐにでも食べに行きたいなあ~。

today's item


「ドンク」プチパン(1個)87円 ◎地下1階:ベーカリー売場


つぶ貝(刺身用)598円 ◎地下1階:鮮魚売場「阪神髭定」


「ドンク」旨み岩塩のロールパン(1個)141円 ◎地下1階:ベーカリー売場


「リンデンバーム」テリーヌ・ド・カンパーニュ(50g)411円 ◎地下1階:洋のうまいもん紀行


「アラン・ミリア」葡萄畑のピーチジャム(230g)1,048円 ◎地下1階:洋のうまいもん紀行

「おなかいっぱい、シアワセいっぱい」
パンとワインと週末と

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