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梅待ち時の 鯛めし弁当

<VOL.42>
美味しいものに出合いたい、
はたまた大好物やいつものあの味、手みやげなどを求めて、
日々、デパ地下をうろついている私。

特に好きな売場は、「にっぽんうまいもん紀行」。
ここは日本中から、様々な“うまいもん”が集められている、
食いしん坊にとっては聖地のような売場である。

先日の週末もウロウロしていたら、
な、なんと老舗・丸萬本家の鯛めし弁当がこっそり並んでいるではないか!
昨年末頃からの登場で、土曜日だけの限定販売なので気付かなかった…。
まったく油断も隙も無いとはこのことで(笑)、即買いしたのは言うまでもない。

この「鯛めし」弁当、
フタを開ける前から、すでにもう美味しいとわかる風情なのだ。

丸萬本家は幕末の1864年(元治元年)に大阪は戎橋南詰(現在は堺筋本町)に、
“魚すき専門店”として創業した老舗。

この「魚すき」は、現在の魚ちりや水炊きとは異なる独特のもので、鯛や鱧、鰆、海老、いか、赤貝など季節の鮮魚と野菜、焼豆腐などを秘伝の出汁で焚きながら味わうもの。

なにわ名物として永く大阪の人々に愛され、織田作之助や谷崎潤一郎、池波正太郎など多くの著名人にも好まれてきた。

この「魚すき」の名店が、新たな名物をとの思いで生み出したのが、
その秘伝の出汁で炊き上げた鯛のほぐし身がたっぷりのった「鯛めし」弁当。

さっと焼いて秘伝の出汁でじっくり炊き上げられた鯛の身は、
焼き目香ばしく、しっかりと味が染み込んでいて奥深い味!
時折、プチリと弾ける青山椒が効いている。

いやはや さすがの味付け、大人のお弁当である。
脳と口からはもう「美味しい」という言葉しか出てこない。

もうすぐ立春、梅見のシーズン。
梅が咲くのが待ち切れないが、
提げて行くお弁当は、もはやこれ以外にはない!

梅見の宴には、こんな愉快なラベルの日本酒もお供にしよう。
ビリケンさんの方は、海外でも人気が高い福壽の純米酒。
実は大好きなキャラ・くまモンの方は、熊本県の瑞鷹のカップ酒。

ゆる~い吞み口が気に入っている錫の盃なら、持ち運びも安心。

老舗の「鯛めし」弁当にちなんで、
鯛を象った昔ながらの駄菓子風あられも持って行こう。
おチビの頃から大ファンの鯛あられ、今では手に入れるのが難しいので、
見つけた時は小躍りものだった。

極上の「鯛めし」とお茶目な「鯛あられ」―
梅見宴で感動と笑いを呼びそう。

today's item


「丸萬」鯛めし 1,296円【土曜日のみ販売】 ◎地下1階:にっぽんうまいもん紀行


「神戸酒心館」福寿 ビリケン純米酒(180ml) 508円 ◎地下1階:和洋酒売場


「瑞鷹」瑞鷹 くまもとカップ くまモン(180ml) 289円 ◎地下1階:和洋酒売場


「萬年堂」巾着とっとあられ(68g) 360円 ◎地下1階:和菓子売場

「おなかいっぱい、シアワセいっぱい」
梅待ち時の 鯛めし弁当

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