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新春 酉年の酒はじめ

<VOL.41>
新春、酉年。
この「酉」という字は、古くは「酒壺」を表した象形文字で、
「酒」そのものの意味もあるのだそう。
後に水を表す「さんずい」が付いて、「酒」の字ができたとか。

ゆえに「酉」の付く字は、「酔」「酩」「酊」「酌」「酎」などなど、
なにかしら「酒」の意味を持つという。

ならば、今年は「酒の年」ではないか!
新年最初のブログはお酒で始めるしかない。
ということで、新潟県小千谷市の日本酒、「伊乎乃」の登場なぁ~りぃ!

高の井酒造の創業は江戸時代後期で、
戦時中は米不足などの事情から一時中断していた酒造りを昭和30年に復活。
以来、魚沼地方に属する地ならではの質の高い酒米、豊富な雪解け水、雪国ならではの低温発酵による
雑味のない、すっきりとした味わいの酒造りを続けてきた蔵元である。

この老舗蔵元とワインインポーター・モトックスが共同開発して生まれたのが、
この「伊乎乃(いおの)」。

その昔、「“魚=いお”の帰る“ところ=野(の)”」という意味で、
魚沼地方は「伊乎乃」と呼ばれていたことから、
豊かな地への畏敬を込めて、「伊乎乃」と名付けたそう。

伊乎乃 純米吟醸は、五百万石100%で精米歩合60%。
品良く控えめなフルーティな香りとしなやかな旨み。
ドライでキレの良さが絶妙な味わいだ。

今回は酉年に敬意を表して、鶏アテで統一。
吟醸酒のエレガントなテイストには、
塩味であっさり系の焼き鳥―「鶏ゆず胡椒」「むねなんこつ」を選んだ。

こちらは伊乎乃 純米。
同じく五百万石100%、精米歩合60%。
米の甘みと厚みが口中でゆっくりとふくらんでゆき、
後からその旨みが湧き上がるように広がってくるような印象だ。

ぬる燗にすると、さらに旨みがほどけて まあるい味になり、美味!

こちらには、同じ塩味でも脂アリ系の焼き鳥―「ぼんじり」「皮」「手羽中」で。
鶏の脂の旨みとコクが、濃淳な純米によく合う。

もう一種の酉年アテは、奥美濃地鶏ハムをフライパンで軽く炙ったもの。
あっさりとした味わいには、吟醸酒の方がよく合うかな。

吟醸、純米ともに、料理の味を引き立て、飲み飽きしない食中酒として抜群の味わい。

小千谷市の豊かなテロワール<米・水>と新進気鋭の杜氏さんの「気軽に、美味しく、楽しく、幸せに飲める酒を造りたい」という想いが詰まった伊乎乃―
その言葉の通り、気軽なお値段も嬉しいお酒と新年早々出合ったことに乾杯~!だ。

today's item


「鶏さんわ」鶏ゆず胡椒串(1本)173円 ◎地下1階:惣菜売場


「鳥鹿」むねなんこつ串(1本)216円 ◎地下1階:惣菜売場


「鶏さんわ」名古屋コーチン ぼんじり串(1本)238円 ◎地下1階:惣菜売場


「鶏さんわ」名古屋コーチン 皮串(1本)238円【金・土・日・祝日限定】 ◎地下1階:惣菜売場


「鳥鹿」手羽中串(1本)216円 ◎地下1階:惣菜売場


「中部食堂」奥美濃古地鶏ハム(400g)1,080円 ◎地下1階:にっぽんうまいもん紀行

「おなかいっぱい、シアワセいっぱい」
新春 酉年の酒はじめ

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