おなかいっぱい、シアワセいっぱい

VOL.19「美味しすぎる、酢がけバニラ」

酷暑の日々、夏バテ対策と夏の疲れを癒すため、フルーツ酢を仕込んだ。
今回は美肌UPも目論んで、イチゴとブルーベリーを使ったが、色合いがキレイな酢に仕上がってゴキゲン、ゴキゲン。


なんともいえない美しさのベリーピンク色に仕上がった酢と、漬け込んだフルーツをバニラアイスにのせて食べた。ギュッと凝縮されたイチゴとブルーベリーの旨みと甘酸っぱさに、氷砂糖&はちみつでこっくりと甘みとコクを持った酢が、バニラの甘さと溶け合って…なんともいえない美味しさだ。

これはアブナイ。かなりヤバイ。夏の間、せっせとバニラを買いに行く自分の姿が目に浮かんできてしまう。


昨今、女子の間で“キレイフード”ともてはやされている発酵食品である酢は、世界最古の調味料で、疲れのもとになる乳酸を分解し、新陳代謝を活発にしてくれる。

さらにフルーツ酢に仕立てることでイチゴとブルーベリーのビタミンCも摂れるし、整腸効果も期待できるのが嬉しい、夏の強~い味方だ。

ダイエット狙いの炭酸水割りや、爽やかな冷水割り、まろやかなミルクや豆乳割り。
身体の中からキレイになっていくような、イイ気分の毎日なのだ。


イチゴ(180g)とブルーベリー(60g)は水洗いして水気を取る。イチゴはヘタを取り除いてタテに4カット、ブルーベリーはそのまま。 甘みは氷砂糖(200g)、香り付けにはちみつ(40g)、酢は穀物酢(240ml)で。

密閉できるガラス瓶を煮沸消毒して乾燥させ、イチゴ、ブルーベリー、氷砂糖を交互に入れ、はちみつ、酢を注ぎ、冷暗所に置く。 夏なら1~2日で氷砂糖が溶けるので、これで出来上がり。

その間1日2回ほど、瓶を上下に揺らす。ストレートで飲む時は冷たい方が好きなので、冷蔵庫で保存。漬けたフルーツは1週間ほどで食べ切るのが美味しいと思う。酢は3週間ほどで使い切るのがいい。

KITANOTOMOKO

Writer 北野智子

フードディレクター。唎酒師。
食べものとお酒を愛し、1日中食べ続けていたいほど食い意地が張っている。
日本の旬、歳時記、食の歴史・謂れなど食文化に興味が尽きない。
尊敬する人は、江戸時代の風俗・事物の書『守貞漫稿』の著者・喜多川守貞。
ほか愛するものはイタリアの食文化、食の本(蔵書は1000冊以上)、器やキッチンツールほか、雑貨&ステーショナリー(ともに食関連が特に)、旅、世界のBARなど。世界中のお酒を飲んでみたい。

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