大阪神ビル

緩やかなアール形のフォルムでおなじみの建物は、建設当初は現在の東側部分だけで、扇型をしていました。 阪神梅田本店の拡大に向けて増築し、1963年( 昭和38年)に現在の形ができあがりました。 当時、壁面にはクリスマスイルミネーションや時代をうつした装飾がほどこされ、人々の目を楽しませていました。 阪神梅田本店の象徴でもあるこのアール形のフォルムは、建て替え後も残されます。

昭和20年代初頭

将来の増築を予定して、屋上に柱構造を突き出したままの状態で完成。
おなじみの緩やかなアール形の外観は、すでにこの頃から。

拡張工事のはじまり

1957年(昭和32年)

阪神電鉄から分離独立し、株式会社阪神百貨店として営業を開始しました。
翌1958年(昭和33年)3月に増築工事が完了し、売場を地上8階まで拡張。
新設された8階文化ホールでは、百貨店では欠かせない文化催事や、ファッションショーなど多彩な催しが開催されました。

1963年(昭和38年)

1963年6月拡張工事が完了。売場は地下2階から地上8階まで広がる巨大な「大阪神ビルディング」が大阪の表玄関梅田に、誕生いたしました。

1964年(昭和39年)

年末のビル外観デコレーションの夜景。クリスマス装飾が華やかに施され、まるでテーマパークのような楽しさです。

2015年(平成27年)

おなじみ、歩道橋側からみた建て替え工事前の大阪神ビル。
やわらかなアール形のフォルムが印象的です。

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