時計のバックルがすぐ外れる方へ<その1>

2017.5.27 更新
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◎ 9階:時計修理工房


こんにちは。

金属バンドなど、バックルタイプの時計を着けている時、ふとした瞬間にバックルが外れて 時計を落としそうになった。もしくは、落としてしまった経験はありませんか?

今回は、バックルの構造や、外れやすくなる原因と それを防ぐためのお手入れ方法についてのお話です。
バックルといっても、いろんな種類があるんですよ。

●三つ折れバックル

国産ブランドの時計や、バンドメーカーが販売しているブレスなどでよく見かけるタイプです。

(1)は、パチンと留まらなければならないバックルが浮き上がって留まりにくくなっています。
開いた状態が、(2)です。
で囲んだ部分が反ってしまうと、(1)のようになり、留まりにくくなります。

原因:長年の使用で金属が弱って変形しやすくなる。もしくは、バックルをパチンと閉じていない状態で保管していて、の部分に負担がかかってしまい変形する、といったことが考えられます。
開いたままでバッグやポケットに入れていて、いつのまにか…というケースも多いんですよ。

●プッシュボタン式三つ折れバックル

プッシュボタンが押し込まれたままで戻りが悪くなることがあります。
写真右は、バックルを分解したもの。(1)~(3)は、から取り外したプッシュボタン部品です。

(1)プッシュボタンを押すと戻ってくるのは、この小さなスプリング状のバネが仕込まれているからです。
(2)薄型のバックルでは、こうした板状のプッシュボタンが使用されています。
(3)プッシュボタンがバックルから抜け出ないように小さな固定ネジが使用されています。

原因:(1)のバネが、劣化やサビで折れてしまっていることが多いようです。その他には、バネが仕込まれた所にホコリや汚れが溜まっている場合もあります。

●両開き式バックル

ダイバーウォッチではないスポーツタイプなどに使用されていることが多いバックルです。
腕に着けるときに、パチンとバックルが閉まったと思ったのにパラッと外れてしまうことがあります。

部分がプッシュボタンで、ここにスプリング状のバネ部品が入っています。

原因:使用年数経過によるバネ部品の劣化、水分によるサビなどが考えられます。


どのタイプのバックルも、状態によって修理の内容は異なりますが、不具合のある状態で使用を続けていると、時計を落として 大きな修理になってしまうこともあります。
違和感を感じたら、早めのお修理がおすすめです。

予防のためのお手入れポイントは、次回<その2>でご紹介いたします!
<その2>へつづく・・・。


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