素材のお話

2013.6.17 更新
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◎ 9階:時計修理工房


こんにちは。

先日のブログでは、時計の部品の素材としてよく使用されているステンレスを紹介しましたが、今回はその他の素材についてのお話をしたいと思います。
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●18金

写真上はホワイトゴールド、下はイエローゴールドです。

ご存知の方も多いと思いますが、純金は24金のことで、18金とは 金に銀や銅、パラジウムなどの割り金(本体となる金属に混ぜる金属)を混ぜたものです。
24分の18、すなわち75%の金でできているものを18金と呼びます。そして、残りの25%の割り金の配分によって、イエローゴールドだけでなく、銀色のホワイトゴールドや 少し赤みがかったピンクゴールドなどが作られています。
純金は非常に柔らかい貴金属のため、割り金をすることで耐久性を高めているんですよ。

時計の部品としては、ケースやバンドなどに使われていてエレガントなデザインの時計に使用されていることが多い素材です。

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●チタン(チタニウム)

写真はチタンと金色メッキされたメタル素材のコンビネーションタイプ。

非常に軽量(鉄の約45%)で、強度が高い銀灰色の金属。海水に対しても耐蝕性が高くダイバーズウォッチなどのスポーツタイプの時計のケースやバンドによく使用されています。

金属アレルギーを起こしにくい素材です。(製品となっているものは合金を使用しているため、含まれる金属によってはアレルギーを起こす場合もあります。)

国産時計のケースやバンドに使用されるチタン部品の中には、ステンレスの色合いに近い銀色のチタン合金や、プラチナコーティングが施されたものもあります。

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●セラミック

写真は白いセラミックです。

セラミックといえば磁器や陶器なども含みますが、時計の部品に使用されているセラミックの原材料は金属酸化物(二酸化ジルコニウムなど)で、それを高熱で焼き固められた焼結体…難しいですね

名前の由来は「焼き固めたもの」を意味するギリシャ語の「ケラモス」を語源としているとの記述がありました。
時計部品としては、近頃の流行りは外装部品がオールセラミックのものなどがあります。 金属とは違う独特の輝き感と変色しにくいというのが特徴です。
基本的には丈夫で傷がつきにくい素材ですが、強く打ちつけると割れてしまったりすることがあります。



●プラチナ
金よりも産出量が低いことから高価な貴金属です。白金とはプラチナのこと。
変色せず、金よりも硬いのが特徴です。金と同じく割り金(パラジウムやルテニウム、銅合金など)で耐久性を高めたものが時計の部品としてはよく使われています。


●タングステン
非常に硬く、重量があり 外観は青みがかった金属。スウェーデン語で「重たい石」という意味だそうです。
時計業界では「超硬(ちょうこう)」と呼ばれていて、キズがつきにくい加工が施されていることが多く、長年使用された時計でも本当にキズが少ないです。


その他に、時計のウラブタに「ベースメタル」と刻印されたものがあります。いわゆるレアメタルと呼ばれる希少性の高い金属に対して、ベースメタルは ある一般的な金属(メタル)のことをさします。その多くはメッキ加工されているのですが、地金属には真鍮(銅と亜鉛などの合金)などが使われているようです。

数え上げれば、まだまだ他にも素材はありますが、今回は代表的なものを紹介しました。
使われている素材によって色々な特性があり、一口に時計といってもさまざまなものが作られています。

次回は、金属アレルギーのお話です。
どうぞ、ご期待ください。

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2013.6.17 更新
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