腕時計の顔、“文字盤” その1

2013.4.8 更新
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◎ 9階:時計修理工房


こんにちは。

今回は、時計の文字盤に注目したいと思います。
なかでも、文字盤上で時刻を表す“インデックス”のお話。

「アワーマーカー」や「時字(ときじ)」とも呼ばれる部分です。
時を示す数字やマークが、文字盤に直接ペイントされた“プリントインデックス”と、部品が貼り付けられた“アプライドインデックス”があります。
プリントインデックスは、書体や文字の大きさの自由度が高く、さまざまなデザインがあります。
対して、アプライドインデックスは部品を貼り付けているので立体感があり、視認性に優れているものが多いように思います。

代表的なインデックスをいくつかご紹介します。
画像1
<バータイプ>

棒状で、太さや高さはいろんなものがあります。
もっともオーソドックなインデックスで、シンプルな時計によく使われています。
写真は立体的で見やすいアプライドタイプ。

画像2
<ローマンタイプ>

古代ローマの字体を真似て作られたというローマ文字。クラシカルな雰囲気が特徴です。大人の時計のイメージですね。
写真はアプライドタイプ。

文字だけで見ると、どの数字をあらわす文字なのか、私は瞬時には分からないのですが、時計の文字盤に並ぶとレイアウトで分かりますね(笑)

画像3
<アラビックタイプ>

もっとも視認性が高い字体です。 写真は直接ペイントされたプリントタイプ。
スポーツタイプの時計など機能的な時計に多く採用されています。
パッと見たときの分かりやすさは群を抜いています。

またフォントのタイプによって、文字盤全体の表情が 大きく変わります。

画像4
<ポイントタイプ>

こちらもスポーツタイプに多く、とくにダイバーズウォッチのポイントインデックスは夜光タイプになっていて 暗くなるとポーッと光ります。

この暗くなると光る素材は、以前ならラジウムやトリチウムという素材が使われていました。それらは放射能物質で、その放射能が放つ光を利用していました。
しかし現在では、国内製の時計には 蓄光性の夜光塗料が使われています。
(海外の時計の中には一部ラジウムやトリチウムを使用したものもあります。)

画像5
<貴石タイプ>

ダイヤモンドやサファイアなどの貴石を使ったインデックスもあります。
宝石が散りばめられた文字盤はすごくゴージャスですよね。

インデックスは時代によって流行があります。
新しいモデルでも アンティーク時計のような雰囲気を出すために、わざと、過去に流行った字体のインデックスが施されている時計も、よく見かけるんですよ。

時計を使用する中で、インデックスは一番見ることが多い部分ですので、そのデザインが気に入って時計を購入される方も多いのではないでしょうか?
文字やマークの読み取りやすさも、人それぞれですよね。
文字盤の魅力は まだまだあります!その2につづく・・・。

次回はどんな部品にスポットが当たるでしょう・・・おたのしみに!


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2013.4.8 更新
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