腕時計、普段のお手入れ方法

2013.3.16 更新
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◎9階:時計修理工房


こんにちは。

ここのところ、少しマニアックで難しいお話が続きましたので、今回はもっと身近なことを…。
お手持ちの時計を長くお使いいただくための お手入れのお話です。

機械式、クォーツ式、電波ソーラー式など いずれのタイプの時計も 「3~4年に一度の定期的な分解掃除をおこなうのが理想的」 と、以前の記事『時計の分解掃除、なぜ必要??』で紹介させていただきました。
では、その分解掃除さえおこなっていれば 時計は良い状態を保てるのかというと、そうではないのです。

やはり、日ごろの こまめなお手入れが大切です。
ご自宅でできるお手入れのポイントをまとめました。
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まず、水分は金属にサビを発生させてしまいます。防水性の強い時計であっても水分がついたままというのは好ましくありません。
乾いた布などでサッと拭くだけでも効果的です。

ふつうに腕に着けているだけでも 時計の裏側は汗が溜まりやすいので、汗にも気をつけましょう。
ステンレスといえども サビ(腐食)は発生します。

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汚れの付着がある場合は、乾いたブラシなど(写真は歯ブラシです)で、汚れを落としましょう。
汚れもサビの原因となります。

金属ブレスレットを自宅で水洗いするのは あまりおススメではありません。 
洗浄後、充分な乾燥をおこなわなければ かえってサビを発生させる原因となります。
また、ドライヤーなどで乾燥させると、ムーヴメントが高温になり 不具合の原因になります。
そのためケースとブレスレットがつながった状態での乾燥は難しい、というのが理由です。

当店ではケースからブレスレットをはずして洗浄をおこないます。料金は1,366円から。
こちらも一度お試しくださいね。

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次に、リューズは ふだん触れる機会の少ない部品ですが、汚れや汗が原因でサビ(腐食)が発生し、水入りで故障を起こすこともあります。

クォーツ式は時刻合わせなどの作業が少ないため、特に注意が必要です。

サビの発生を防ぐためには、時々 リューズをクルクルと回すだけでも多少の効果があるんですよ。



時計の外装部品(ケース・ブレスレット・リューズ)の金属は、年数が経つと弱ってきます。
でも、普段こまめに お手入れすることで、使用できる年数がかわってくるんです。


また使用時には、こんなことにも気を配ってみてください。
・大きな衝撃をあたえないようにする。
(ゴルフや野球などのスポーツも、時計に強い負担がかかります。)

・温度差の激しい場所では使用しない。
(急激な温度変化は時計の精度に影響をあたえます。温泉やお風呂などの入浴時には時計をはずしましょう。 とくに、温泉は時計のパッキンを劣化させてしまうこともあるんです。)

ほかにも、以前お話したように 磁気には要注意です。またクォーツ式なら、電池がきれたままま放置しないようにするなど…。
ちょっと気をつけるだけで、時計にとっては良いことがあるんですよ。
(こちらもご覧ください→『意外と身近に多い、時計の大敵“磁気”』 『電池が切れて止まったままの腕時計はありませんか?』


機械式、クォーツ式、いずれの時計も キレイにしながら大切に使用すると、さらに長くご使用いただけるようになると思います。

今回、お話したお手入れ方法は スグにできるものばかりですので、是非お試しくださいませ。


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2013.3.16 更新
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