電波時計は深夜も働いています

2013.3.6 更新
mixiチェック
◎ 9階:時計修理工房


こんにちは。

今回は、電波腕時計についてのお話です。


電波時計とは 「標準電波を受信して時刻を修正する」 機能を 搭載した時計です。
時刻や日付合わせの手間がかからない点が人気をよんでいる理由なんですよ。
前回のブログでお話ししました ソーラー充電機能と電波修正機能を搭載した機種が、国産メーカーからたくさん売り出されています。

電波時計は送信所から送られてくる電波を受信するのですが、その送信所は日本国内に2か所あります。
東は福島県の「おおたかどや山」、西は佐賀県の「はがね山」。
機種によっては特定の送信所の電波しか受信しないものもあるようですが、国産メーカーの電波時計の多くが電波受信域およそ900km~1000kmとなっており、近畿地区なら東西どちらの送信所の電波も受信するようです。

阪神梅田本店のある梅田から、各送信所までの直線距離を 地図上で測ってみると・・・
福島局までは北東の方角に約550km
九州局までは西の方角に約500km
充分、受信域に入っていますね

時計の中にアンテナが内蔵されており、アンテナで受信した電波をICでデジタルデータに変換します。 その後、CPUで解析した時間情報を基にして時刻の修正をおこないます。

電波は、ほぼ24時間発信されていますが、電波時計はいずれの国産メーカーの機種も深夜2時~4時ぐらいに自動的に受信をおこなうものがポピュラーなようです。 夜中の自動受信だけをおこなっている状態で使用している場合、昼間や夕方に1秒ほどの誤差が出るのは機能上のものですので、一概に不具合というわけではありません。

もちろん、自動的な受信だけでなく、時計を操作して強制的に受信をおこなうことも可能です。
電波受信が不可能な海外からの帰国後、時刻が合わないとき(海外の電波に対応している機種もあります)、
ソーラー充電式の時計が充電切れで止まってしまい、その後 充電したが時刻が正確に表示されないときなど。
機種によって操作方法は異なりますが、ご自身で操作して受信することが可能なんですよ。


強制的に受信をおこなう時のポイントは…
画像1
受信操作後に、写真のように電波を受信しやすい場所(窓際など)で、動かさないようにしておいてください。

画像2
その際、時計のアンテナ部を送信所の方向に向けると より受信しやすくなります。
アンテナは時計の9時位置から12時位置に内蔵されている機種が多いようです。




以下の受信しにくい環境にも注意してください。
・マンションやビルなど 鉄筋、鉄骨の建物の中(窓から10cm離れただけで受信できないこともあります)、及び その周辺
・電化製品やOA機器のそば
・工事現場や空港の近く
・乗り物の中
・高圧線や電車の架線の近く
・山の中や、気象条件が悪いとき

電波時計といっても、電波を受信しないときの精度はクォーツ式時計と同じぐらいで、機種によって誤差の程度はさまざまです。 お求めの際は、その機種の精度をあらわす「非受信時平均月差」といったものにも注目してみてくださいね。

ホントに便利で働きモノの電波時計。
使い方をマスターしてご愛用くださいませ。


※表示価格は消費税を含んだ税込価格です。商品売り切れの節は、ご容赦くださいませ。
※記事に掲載されたイベント情報や商品は、掲載中または掲載後に売り切れ・価格変更・終了する場合がございますのでご了承ください。


2013.3.6 更新
mixiチェック