ゆるりおうちぐらし

骨董はカワイイ

2016/8/5更新

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ふらりと骨董屋さんに足を踏み入れてみた。
これまで古いものとのお付き合いは少しだけ。
アクセサリー作りにアンティークビーズやアンティークボタンを使ったり、雑貨屋さんに置いてある古い品を見たり、蚤の市に行ってみたり。
骨董屋さんに入ったことはあってもそそくさと退散していた。
「骨董屋」と言ったらなんだか高い壺や茶器が置いてありそうなイメージだったから。

今回骨董屋さんに入っていったのは愛くるしい招き猫に手招きされたから。
骨董屋さんの一角に招き猫コーナーがあって、中でもこの柄々の猫さんがとてもかわいかった。
手のひらにちょこんと乗るサイズも良いなあ。

猫がカワイイ、というような軽いノリで店内を見ていると、キャラクター物が目に留まる。
キャラクターなどとくくると失礼な恵比寿様。愛嬌たっぷりでキュートなえべっさんがいた。
お皿の絵柄にも、人、龍、さる、うさぎ、魚、鳥など、キャラクターがたくさん。
お気に入りのモチーフを探してみるのも楽しそう。

見入ってしまったのが、色。
藍一色の物もあれば、とても鮮やかな色彩の物もある。
じっくり見ていると、自分では思いつかないような色の組み合わせ、配色に感心する。
派手な色使いに思えても、不思議と煮物や胡麻和えを盛りつけた所を想像したらしっくりきたりする。
子供の頃からインプットされている日本人の感性みたいなもののせいかな。

普段使いにすぐ活躍しそうな豆皿を発見。
豆皿なら家族分お揃いにするよりバラバラが面白そう。
数百円からあるので手軽に骨董を試してみるのにぴったりのアイテムだ。
それに良い感じの器があれば、私の手抜き料理もきっと見栄えが良くなるはず。

こんなにじっくり骨董屋さんを見て回ったのは初めてだった。
「女子はなんでも『かわいい』という。」
と言われるかもしれないけれど、骨董はかわいい。

石田幸子

Writer 石田 幸子

アクセサリー作家。 夫と三毛猫ミケランジェロの3人暮らし。 シンプルで心地良い暮らしを心がけている。 家でのんびり、旅でものんびり。 猫、睡眠、お茶の時間が至福の時間。 エコな母を見て育ったために、MOTTAINAIを減らそう!がテーマ。

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