おなかいっぱい、シアワセいっぱい

VOL.8「梅雨どきのアリス」

2016/6/20更新

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梅雨どきライフ、気分までジットリしてしまわないためには、楽しいコトをして過ごす以外にない。気が置けない友人とのちょっとしたお茶会にぴったりの、この時季に咲く紫陽花に見立てたかわいい“甘い紫陽花”を見つけた。

「藍色が集まったもの」という意の「集真藍(あずさい)」が語源という説がある紫陽花。雨降る中に揺れて咲く紫陽花の可憐な姿は、うっとり美しい。この和菓子たちも、淡い青や紫の色、そのグラデーションについ見とれてしまう。

雨に濡れるとさらに美しく、そこはかとなく漂う冷淡さ。
雨の滴を宿した紫陽花のように輝くゼリーなぞ、喜ぶかな。

昔から紫陽花には、薬玉と同じような魔除けの力があるとされ、半紙などに一枝包み、逆さにして軒下や玄関などに吊るしておくとよいのだとか。今年は必ずやってみよう。

北野智子

Writer 北野智子

フードディレクター。唎酒師。
食べものとお酒を愛し、1日中食べ続けていたいほど食い意地が張っている。
日本の旬、歳時記、食の歴史・謂れなど食文化に興味が尽きない。
尊敬する人は、江戸時代の風俗・事物の書『守貞漫稿』の著者・喜多川守貞。
ほか愛するものはイタリアの食文化、食の本(蔵書は1000冊以上)、器やキッチンツールほか、雑貨&ステーショナリー(ともに食関連が特に)、旅、世界のBARなど。世界中のお酒を飲んでみたい。

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