おなかいっぱい、シアワセいっぱい

VOL.7「セニョリータ気分でセビーチェ」

2016/6/16更新

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夏が始まろうとしている時のジメジメ空気感は、毎年ながらうっとうしい。こんな時季はセニョリータ気分で、セビーチェを食べて、シャキッとしよう!

南米を代表する魚料理の「セビーチェ」。新鮮な生魚の身を、ライムやレモンなど柑橘フルーツの果汁で締めて、その風味を染み込ませた、ヘルシーなマリネだ。主に白身魚だが、サーモンや海老、いか、たこ、ほたて貝などいろいろ楽しめる。野菜やフルーツも一緒にマリネしてサラダ感覚にしてもいい。栄養バランスに優れたメニューとしてビューティセレブたちにも人気のメニューだ。

このセビーチェは、香りと旨み付けのため、テキーラを使った「テキーラ・セビーチェ」。薄くそぎ切りにした鯛に、ライム果汁とテキーラを振りかけて20~30分、冷蔵庫に。食べる時にコリアンダー、生唐辛子、エディブルフラワーをトッピングして、旨みと甘みのある海塩を散らしたり、EXVオリーブオイルをちょびっと垂らして。もちろん、テキーラ、ライム、塩のテキーラセットと楽しもう。

テキーラはメキシコの指定地域の竜舌蘭(英名:Agaveアガベ)から造られる蒸留酒で、独特の香りと旨みは、お酒を嗜んだ頃からの好物。(アガベから採れるシロップも風味が好きでよく使う。低GI食品として最近人気モノ)

夏に好きなカクテルは、プエルトリコで誕生した「ピニャコラーダ」のベースのラムをテキーラに替えた自己流「テキーラ・ピニャコラーダ」。テキーラ45ml、パイナップルジュース90ml、ココナッツミルク30ml、レモン果汁少々を氷と一緒にシェイクすること連続2回(すぐに飲んでしまうので)、氷を入れたグラスに注ぐ。

ラティーノごはんのスターター。かなり前だがサルサダンスを習うほどハマッていた頃に入手した、サルサ、ヒバロ、ルンバなどラテンミュージックのCD。これを聴きながら、テキーラ&トルティーヤが止まらない。
(el Ritmo Latino2/MUSIC CLUB)

北野智子

Writer 北野智子

フードディレクター。唎酒師。
食べものとお酒を愛し、1日中食べ続けていたいほど食い意地が張っている。
日本の旬、歳時記、食の歴史・謂れなど食文化に興味が尽きない。
尊敬する人は、江戸時代の風俗・事物の書『守貞漫稿』の著者・喜多川守貞。
ほか愛するものはイタリアの食文化、食の本(蔵書は1000冊以上)、器やキッチンツールほか、雑貨&ステーショナリー(ともに食関連が特に)、旅、世界のBARなど。世界中のお酒を飲んでみたい。

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