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普段のMorning Bread

<VOL.47>
朝起きて洗顔の後、まずコーヒーのためのお湯を沸かす。
その間にパンを出して、冷蔵庫からバターを出して。

その後、今朝のストマコ(胃袋)に状況を訊いてみる。
「今朝のパンの友は、ジャム系か、エッグ系か、ハム系か?」

前夜(だいたい同日未明)のお酒が色濃く残っている場合は、
コーヒーだけか、ショートブレッドやビスケットを1枚。

ストマコからの回答に従い、手筈が整う頃、お湯が沸く。
コーヒー豆に少しだけお湯を注ぎ、ぷわ~っと豆がふくらむのを見ている―
そんな朝の時間がとても好きだ。

B.L.Tや玉子焼きサンド、コロッケコッペにフレンチトースト…
それぞれに美味しくて愛すべきパンパンパンだが、
これからの毎日、一つだけパンを選べ!と言われたら?

どんなに好きでも、毎朝B.L.Tは重いし、毎朝フレンチトーストは甘重い。
やっぱりシンプルな定番のパンかなぁ?

う~む…と、コーヒーを淹れながら 気が付けば、
“ジブンでジブンを悩ませるクエスチョン”に没頭していた。

『クロワッサンで朝食を』(原題:Une Estonienne a Paris/配給:セテラ・インターナショナル)というシネマに、
朝の目覚めに欠かせないものとして「クロワッサン」が登場する。

パリの高級アパルトマンに住む気難しい毒舌家の老婦人フリーダ
(フランス映画界の至宝・ジャンヌ・モローが85歳にして圧巻の演技!)が、
彼女の家政婦として、エストニアから出てきたアンヌに言うセリフがいい。

クロワッサンをスーパーで買ってきたアンヌに、
「本物のクロワッサンはスーパーでなく、パン屋で買うのよ。」
「おいしいクロワッサンと紅茶。朝、目覚めるには この2つが必要なの。」

うんうん、わかるな。
何でもない普段の毎日を大切に生きるために欠かせないこだわりだと思う。

仕事に赴く前の、普段の朝は、シンプルなメニューがいい。

クロワッサンとコーヒーの時もあるが、
トーストした食パンやバゲットにバターの日もある。

ちょっとバターが多すぎるが、なんせバター好きなため止められない…。

そうそう、タマゴも大好きな私、
目玉焼きトーストもシンプルメニューの一つだ。

何げない日々の、何げない朝―
何百回食べても飽きない、パンと私のつき合い方だ。

today's item


「PAUL」クロワッサン(1個)216円 ◎地下1階:ベーカリー売場


「ル・ビアン」クインテスブラン(1斤)346円 ◎地下1階:ベーカリー売場


「ル・ビアン」バゲット(1本)314円 ◎地下1階:ベーカリー売場

「おなかいっぱい、シアワセいっぱい」
普段のMorning Bread

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